ワイン造り100年の伝統を持つ家族経営ワイナリー
ヴァルポリチェッラ・クラッシカの中心地、ネグラール・ディ・ ヴァルポリチェッラに生まれたフランキーニ社。こぢんまりとしたコルテ・ フォルラーゴの地で、フランキーニ家は代々ワイン造りの伝統を受け継いでいる。情熱に突き動かされたジュリアーノ・フランキーニは古びた農家を修復し、小さなワイナリーへと改装したのだ。
このワイナリーの中で最も古い歴史を誇るのは、1460年に建てられた小屋。現在は樽の貯蔵庫となっていて、この地域の過ぎし日々を鮮やかに物語る。
何世紀も受け継がれるこの場所は、今日フレンチオークやアメリカンオークの樽に入った最高級ワインの熟成を見守っている。
コルテ・フォルラーゴの内部には古い氷室もあり、フランキーニ家の造ってきた歴史深いワインのボトル熟成庫としての役割を果たしている。
氷室は小屋の中心に位置し、中に入った瞬間、そこに刻まれてきた何世紀もの歴史を感じ取れるものだ。
ここに眠るボトルは暗闇と静寂の中で、ワインが極上の進化を遂げるために不可欠な要素、時の魔法を日々受けているのである。